国土交通省が管理する関東地方の1級河川で、2016年に最も水質がきれいだった地点は日光市川治温泉川治の鬼怒川と男鹿川など4地点だったことが15日までに、同省関東地方整備局の水質調査で分かった。佐野市船津川町の秋山川は10年間での水質改善幅が管内2位で、県内の調査対象計16地点のうち13地点で前年に比べ水質が改善した。

 調査は16年1~12月に実施され、関東地方の8水系48河川141地点で実施した。水質状態を示す代表的指標の生物化学的酸素要求量(BOD)を調べた。値が小さいほど水の汚れが少ない。

 関東で最も水質がよかったのは、県内では鬼怒川の川治第一発電所前と、鬼怒川との合流点に近い男鹿川末流。いずれの値も下限値以下の1リットル当たり0・5ミリグラム以下で、ほかに高麗川の高麗川大橋(埼玉県坂戸市)と都幾川の東松山橋(同県東松山市)が同じ数値だった。

 1リットル当たり1ミリグラム未満は人為的な汚染のない河川水質とされ、本県は2地点のほか鬼怒川の鬼怒川橋(高根沢町宝積寺)が同0・5ミリグラム、渡良瀬川の葉鹿橋(足利市葉鹿町)と中橋(同市通2丁目)、鬼怒川の大道泉橋(真岡市大道泉)が同0・6ミリグラムを記録するなど、計9地点が1ミリグラム未満のきれいな水質だった。