8段の証書を手にする倉井さん

 【下野】笹原、整骨院院長倉井洋治(くらいようじ)さん(69)がこのほど、柔道8段に昇段した。昇段試験は2年ごとに行われ、存命中の8段は倉井さんを含め県内で12人になった。「始めた当時は初段か2段ぐらいと思っていました。皆さんに支えられて8段に昇段できました」と周囲に感謝している。

 国分寺中入学と同時に、「格闘技が好きだった」と柔道部の門をたたいた。3年生で県大会団体準優勝し、講道館の初段にも合格。小山高柔道部時代の1966年、青森インターハイに出場した。

 得意技は背負い投げ。76年の講道館紅白試合では、当時東海大生だったロサンゼルスオリンピックの金メダリスト山下泰裕(やましたやすひろ)さんと対戦。「背負い投げを掛けにいって失敗、逆に押さえ込まれてしまった」と振り返る。

 沖縄、茨城、青森と3回の国体にいずれも86キロ級で出場。76年の県選手権では無差別級で優勝した。30歳で5段、51歳で7段に。「これまで(柔道を)やめたいと思ったことは一度や二度ではない。でも、やめる勇気がなかった」と苦笑する。