背中が割れてから約3時間、脚を殻にかけ尻を抜くエゾハルゼミの成虫=18日午後10時、那須塩原市湯本塩原

 新緑が深まる塩原渓谷で、エゾハルゼミの羽化が始まった。那須塩原市湯本塩原の大沼、ヨシ沼周辺では18日夜遅く体長2センチほどの幼虫が地中からはい出し、コナラなどの木で羽化する姿が見られた。

 午後7時半過ぎ。幹高約60センチに止まった幼虫の背中が割れた。のけぞりながら体を出し切ると、腹筋運動のように体を起こし、自らの殻をつかんで尻を抜いた。約3時間半の重労働。翌朝まで羽を乾かし黄褐色の成虫へと姿を変える。