三河戦に備えて練習に汗を流すブレックスの選手たち=ブレックスアリーナ宇都宮

 Bリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝は19~21日に行われ、東地区1位の栃木ブレックスは20日午後1時5分からと、21日午後0時5分から、ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)で西地区1位の三河と対戦する。2戦先勝方式で、勝ち抜けば初代年間王者に王手がかかる。戦力や戦術などを基に展望した。

 ブレックスは準々決勝屈指の好カードと言われた千葉戦に競り勝ち、4強の中で最も大きな勢いを手にしたといえる。1試合平均82・3得点とリーグ3位の攻撃力を誇る千葉を、リーグトップ(平均69・8点失点)の守備で2戦とも70点前半に抑えて勝ち切った。

 三河は千葉とは全く異なる戦術のチーム。攻守の切り替えが速く、短時間でシュートまで持ち込む千葉に対し、三河は比江島慎(ひえじままこと)を中心にスローペースのハーフコートバスケットを得意とする。攻撃権を得るとまず形をつくり、帰化選手の桜木(さくらぎ)ジェイアールらのポストアップを起点とするフォーメーションや、シューター金丸晃輔(かなまるこうすけ)を生かすセットプレーを淡々と、そして着実に遂行してくる。

 この組織化された攻撃を、ブレックスが守備の組織力でいかに抑えるかが鍵を握る。要所ではゾーンディフェンスを使用する可能性もある。ブレックスがリーグ1位、三河が同2位に立つリバウンド勝負も見どころだ。

 攻撃面は大黒柱のライアン・ロシター、ゴール下で存在感を放つジェフ・ギブスやエースシューター古川孝敏(ふるかわたかとし)に加え、遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)、須田侑太郎(すだゆうたろう)のガード陣が調子を上げているのが好材料だ。