「ハンガリアン・コープス」(高さ250・0センチ、1952年/2000年、ワグナー・ナンドール記念財団蔵)

 益子町で制作を続けたハンガリーの彫刻家ワグナー・ナンドールさん(1922~97年)の没後20年記念展が5月15日まで、益子町の「ワグナー・ナンドール アートギャラリー」で開かれている。人間の内面を深く見つめた作品など約60点が展示されている。

 ハンガリーで生まれたワグナーさんは志願して第2次世界大戦に参戦し、重傷を負った。1956年のハンガリー動乱の後スウェーデンへ亡命。その後日本へ渡った。

 ブロンズ「ハンガリアン・コープス」(1952年制作、2000年鋳造)は、戦争の経験から平和への願いを込めて制作した作品。妻ちよさんは「ハンガリーの過去、現在、未来を象徴するもの」と話す。

 老子を表現したテラコッタ「老子シリーズ」のほか、奥日光の風景を描いた水彩画などもある。

 期間中は、宇都宮市在住の写真家乾剛(いぬいつよし)さんの写真展も開催。