勝負強いバッティングで打線をけん引する白鴎足利の秋(右)、抜群の制球力を誇る作新のエース大関

 第70回春季県高校野球大会兼第69回春季関東地区大会県予選は22日、清原球場ほかで開幕する。地区予選を勝ち抜いた30校が5月4日までの延べ6日間、関東大会(5月20~24日・茨城)への切符と夏の県大会シード権を懸けて熱戦を繰り広げる。今春のセンバツに出場した作新が中心になりそうだが、前回覇者の文星付や同準優勝の青藍泰斗など強豪と同じブロックに入り、波乱も予想される。ブロック別に大会を展望した。

◆Aブロック 白鴎足利、一歩リード 昨秋準Vの石橋、侮れず

 Aブロックは白鴎足利が頭一つリード。1年夏から活躍する秋智也(あきともや)や、益子太壱(ましこたいち)らが軸となる打線には迫力がある。エースナンバーを背負う北浦竜次(きたうらりゅうじ)をはじめ投手層も厚く、投打にバランスが取れている。

 昨秋の県大会準優勝の石橋も侮れない。初めて臨んだ関東の舞台でも、千葉の強豪・東海大市原望洋を相手に健闘した。右腕・竹内海斗(たけうちかいと)は健在なだけに、課題の打力がどこまで向上しているかに注目したい。

◆Bブロック 作新、総合力抜き出る 文星付、青藍ら強豪ぞろい

 Bブロックは総合力で作新が抜けている。昨秋の関東大会で3試合を一人で投げ抜き、38年ぶりの優勝に導いた主戦・大関秀太郎(おおぜきしゅうたろう)、リードオフマン鈴木萌斗(すずきもえと)ら主力メンバーがセンバツを糧に飛躍を誓う。夏を見据え、投手陣の底上げを図りたいところ。

 前回覇者の文星付は秋は3回戦で敗退し、冬場は守備の強化に取り組んできた。作新との初戦は1回戦屈指の好カード。夏に向けて避けては通れないライバルであり、今回は試金石となる。

 青藍泰斗は最速148キロの右腕・石川翔(いしかわしょう)の出来が鍵を握りそう。昨秋の県大会準決勝では、作新を相手に好投しただけに、ひと冬越してさらに成長した姿を見せたい。