将棋ファンが詰め掛けた第2期電王戦の現地大盤解説会場=1日午後、日光市日光総合会館

 将棋プロ棋士の佐藤天彦(さとうあまひこ)名人(29)と最強コンピューターソフトの呼び声が高いPONANZAポナンザ)が対決する第2期電王戦の第1局が1日、日光市山内の世界遺産日光東照宮で開幕し、71手で後手の佐藤名人が敗れた。公の場でタイトル保持者がソフトに敗れるのは初めて。同市安川町の市日光総合会館では現地大盤解説が行われ、「人間対コンピューター」の頂上決戦を一目見ようと県内外から多くの将棋ファンが詰め掛けた。

 プロ棋士とソフトが対戦する電王戦は12年に始まり、タイトル保持者の出場は今回が初めて。午前10時に始まった対局は大盤解説会場に中継され、訪れた将棋ファンは手に汗を握りながら勝負の行方を見守った。

 午後1時からは、野月浩貴(のづきひろたか)八段と竹部(たけべ)さゆり女流二段が中継映像を見ながら指し手を解説。プロ棋士に6連勝中のPONANZAが押し気味となり、終局が近づくにつれて会場の緊張感も徐々に高まった。午後7時15分ごろ佐藤名人が敗れると、会場は重い空気に包まれた。

 電王戦は今大会で最後。第2局は5月20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われる。