自ら「難病を治せる龍神」をかたった近藤弘治被告による事件。ライフスペース事件など類似する事件に詳しい紀藤正樹(きとうまさき)弁護士(56)=第二東京弁護士会=は「信じる心につけ込んだマインドコントロールの要素を市民感覚で表現した判決」と分析した。

 近藤被告は、思い悩む母親にメールで「インスリンは毒」「病院の指導では体がもたない」など恐怖をあおる半面、「治せる」と希望につながる言葉も掛けた。

 紀藤弁護士は「被告と母親の上下関係がはっきり分かる」と指摘した。

 さらに「難病の子どもを食いものにする主宰者は全国各地にいる」とし、同種の事件が起こることを懸念した。