【下野】下古山の児山城跡全域の範囲を確認する調査を本年度から進めている市教委は3日までに、堀の底から拳大の礫(つぶて)100個以上が出土したことを明らかにした。

 合戦時に武器として使う「石つぶて」とみられ、これだけ多数確認されるのは県内でも珍しいという。5日午前10時から現地説明会を予定している。

 児山城は、建武年間(1334~36年)に、鎌倉時代中期の鎌倉幕府の御家人多功宗朝(たこうむねとも)の子の児山朝定(こやまともさだ)によって築城されたと伝えられている平城。

 本丸跡とされる堀と土塁の保存状況が良好なことから、1961年に県史跡に指定されている。しかし、これまで本格的な調査が行われておらず、詳細は不明とされてきた。

 本年度から約5カ年計画で国の補助事業として調査に着手。これまでに、城の最終期と想定される15世紀末~16世紀前半ごろの土器が出土。合戦時に投石用として使われた「石つぶて」の小石を発見した。