【宇都宮】立志式の日に合わせ、キャリア教育の一環として陽西中はこのほど、世界各地の紛争地などで医療支援を行う「国境なき医師団(MSF)日本」で活動する外科医吉野美幸(よしのみゆき)さん(37)を招き講演会を開いた。全校生579人らが働く意味ややりがいなどについて考えた。

 吉野さんは東京都出身。5年前からMSFに加わり、ナイジェリアやパレスチナなど12回の海外派遣を経験。1年の半年ずつを国内の医療機関と海外でそれぞれ活動している。

 講演で吉野さんは、医師を志した理由を「生きる根本である健康を守る仕事がしたかった」とし、「一番必要としている人の所に行って助けたいと思い、MSFに参加した」と説明。派遣先では日本で外科医約20人分に相当する執刀を一人でこなした経験や、専門分野を超えた医療技術が求められる状況を説明した。