県内小中学校で、地域生産者や食文化に関わる住民と共同で食育に取り組む動きが広まりつつある。

 県教委によると、農業関係者を給食に招待するなど児童生徒と地域生産者らが交流した学校の割合は2015年度が70・6%で、5年前に比べ20ポイント以上伸びた。県教委健康福利課は「学校の年間計画に交流事業を盛り込むなど、計画的に食育に取り組む意識が浸透してきた」と評価している。

 県教委は11~15年度の「とちぎ教育振興ビジョン」に食育推進を盛り込み、地域生産者や郷土料理に関わる人との交流を推進指標に掲げた。食文化への理解促進や生産者らへの感謝の心の育成を通じ、心身ともに健やかな子どもを育む狙いがある。

 栄養教諭らが対象の研修会で事例紹介などを行って交流の仕方を示した結果、ビジョンが始まる前の10年度に交流があった学校の割合は48・9%だったのが徐々に上昇し、15年度は70・6%まで伸びた。目標の75%には達しなかったが、公立小中学校534校のうち377校が実践した。特に佐野市と芳賀、高根沢、那珂川の3町は100%を達成している。