晩婚化など社会情勢の変化などを背景として、県内でも出産の高年齢化が進んでいる。2015年に35歳以上の母親から産まれた子は4034人と初めて4千人を超え、20年前、1996年の2・18倍。

 高年齢化によって流産、早産、妊娠高血圧症候群などのリスクが高まるとされる。専門家は「出産が『可能である』ことと『うまくいく』ことは必ずしも同じでない」と指摘している。

 日本産科婦人科学会は35歳以上の母親の初産を「高齢出産」と定義しているが、医療現場では初産でなくても、リスクの高まりが想定されるとして35歳以上の出産を高齢出産と捉える見方もある。

 厚生労働省の人口動態統計によると、96~2015年の20年間、県内の出生数は1万9112人から1万5306人となり、20%減少する一方、35歳以上の母親による出産は倍増。年間出生数に占める割合は9・7%から26・4%に跳ね上がった。

 30歳未満の母親から産まれた子は1996年の1万1607人から2015年の5920人に半減した。