2014年3月の運行初日、烏山駅に到着し市民に出迎えられるアキュム。17年3月からは全面導入される=那須烏山市南2丁目

 JR東日本は16日、来春のダイヤ改正を来年3月4日に行うと発表し、烏山線(宝積寺~烏山、20・4キロ)は全て蓄電池駆動電車「アキュム」での運転に切り替えることを明らかにした。これに伴い、関東地区で唯一走行し、鉄道ファンに人気を博していたディーゼル気動車「キハ40形気動車」は廃止され、38年の歴史に幕を閉じる。

 JR東日本によると、アキュムは2014年3月導入された国内初の蓄電池駆動電車。電化されている宇都宮線の宇都宮-宝積寺駅間の走行中などに充電し、非電化区間の烏山線宝積寺-烏山駅間は蓄電池で走る。ディーゼル車と比べ二酸化炭素排出量を大幅に削減でき、騒音や振動も小さい。秋田県のJR男鹿線も来春導入する予定という。

 烏山線を走るキハ40形は全8両。現役車両では1979年4月製造が最も古いとみられ、その年に運行が始まったといわれている。

 烏山線は現在、アキュム2両1編成が運行。宇都宮-烏山駅間を1日2往復、宝積寺-烏山駅間を1往復し、その他はキハ40形が2両か3両編成で運行していた。来春には2両4編成に増やし、烏山線の上下線28本は全てアキュムの運行になる。これに伴い時刻が改正され、宇都宮線に直通する上り電車が1本増える。