4~9月の暖候期に雷が日本一多く「雷都」と呼ばれる宇都宮市。宇都宮地方気象台が今年4~6月中旬に雷を観測した日数は2日で、2011年以降で最も少なかったことが、26日までに分かった。名産品の統一ブランドに「宇都宮雷都物語」を冠している宇都宮商工会議所の担当者は「雷は宇都宮の名物。例年あるものが『ない』のは気になる」と困惑している。

 気象台は職員による稲光の目視、雷鳴の聞き取りで、雷を観測している。年間雷日数の平年値(1981~2010年)は金沢が最も多く42・4日で、宇都宮は11番目の24・8日。一方、暖候期で見ると、宇都宮は22・6日で最多だ。

 今年4月~6月20日の観測日数は4、6月にそれぞれ1日の計2日。11年以降で最も少なかった15年の6日の3分の1にとどまる。平年値は4月が1・7日、5、6月はともに3・2日でいずれも下回っている。

 7月から3カ月の関東甲信地方は気温は高く、降水量はほぼ平年並みの見通し。宇都宮商工会議所の担当者は「雷が少ないのは職場でも話題になっていた。あるものがないと、気象がどうなっているのかと心配になる」と話している。