場所取りのため踏切の支柱につないだ脚立=3月下旬、真岡市内(真岡鉄道提供)

 「もう来ないで下さい」。県内屈指の鉄道写真撮影スポットを有する真岡鉄道は12日までに、踏み荒らされた菜の花の写真とともに、鉄道ファンに向けた異例とも言える警告メッセージを公式フェイスブックに投稿した。

花見シーズン中の撮影マナーの悪さが例年以上に目立ったためで、今後は県警と連携して対応策を検討する方針。投稿に対しては「悲しい」「情けない」といったコメントが寄せられ、ネット上で大きな反響を呼んでいる。

 真岡市熊倉町の北真岡駅から同市東郷の観光施設「真岡りす村ふれあいの里」付近までの約800メートルの沿線は、桜並木と菜の花畑の間をSLが走り抜ける国内有数の眺望を誇る。同社が投稿した写真はそこで撮影された。

 「綺麗(きれい)に咲いている菜の花を踏みにじって何も感じないのでしょうか?」「正直、線路のそばで撮影されている方はほとんどが真岡鉄道の敷地に侵入しております。今後は地元警察に協力頂いて対応せざるを得ないと思います」

 メッセージは鉄道の写真や動画を撮影して楽しむ「撮り鉄」と呼ばれるファンに向けて10日午後に発信。内容は憤りに満ちている。特に「関係ない、今まで通り好き勝手やる、そう思った方はもう来ないで下さい」という最後のくだりは辛辣(しんらつ)だ。

 久下田駅周辺の路上駐車に対する住民からの苦情も後を絶たないため、同社は今後、真岡署などと対応を協議する方針。運行の安全確保のため規制線設置なども検討していく。

 ◆ 真岡鐵道株式会社フェイスブックページ