【日光】二宮尊徳ゆかりの地でもある市内の今市地域の小学校で、金次郎像が唯一なかった南原小に座像が建立され、1日に除幕式が行われた。同日の創立30周年記念式典に合わせた記念事業として、報徳思想の普及・啓発団体「報徳道研修 いまいち一円会」(八木沢利夫(やぎさわとしお)代表)が寄贈した。小中学校内の座像は全国的にも少ないとされ、同会は「『歩きスマホ』の危険性なども指摘される中、本を読み歩きしている立像ではなく座像にした」と時代の変化に応じたという。

 御影石を使用した座像は、花壇があった校長室前に建立。台座(高さ約85センチ)の上に、背中にまきを背負って切り株に座り、本を読む金次郎像(高さ約75センチ)を設置した。

 尊徳終えんの地でもある今市地区の小学校13校のうち、最も歴史が新しく金次郎像がなかった南原小に贈ろうと、同会が2014年秋に同校に打診して準備を開始。会員17人の積立金や会報の読者会員の寄付を制作費に充て、創立30周年記念式典に合わせて県内の業者へ依頼していた。