【さくら】携帯電話の所持率が高まる中学生となるのを前に、その利便性と危険性の両面を知ってもらおうと、市青少年センターの少年指導員会は画像や音声を収めた啓発用CD「ケータイを安全に使うために」を作成した。子ども用だけでなく、保護者向けのテキストも収められ、購入から使用まで一連の流れを親子で学べる。11日、市内すべての10小学校に配布され、417人の6年生に贈られる。
県総合教育センターの2008年度調査によると、中学生の半数が携帯電話を所持している。各小学校は、携帯電話の危険性などにかかわる「情報モラル」を教えているが、保護者まで情報が行き渡りにくいのが現状だ。
啓発用CDは、モラル面はもとより、学校では扱いづらい料金や機能設定など実践面も重視した。小学6年の「花子」一家のやりとりを通じて、家庭内のルールづくりの大切さを伝える。重要語句は別途解説し、音声も加えて分かりやすく、読み疲れを軽減する工夫がされている。
同指導員会ICT(情報通信技術)班が中心となり、約半年かけ、県総合教育センターの調査や全国の市民団体の資料を参考に作成。同会はこれまで、広報紙や回覧板に印刷した啓発文で携帯電話利用のモラルを訴えてきた。CDは新たな取り組みとして企画した。
ICT班の田代真澄班長(48)は「初めて携帯を持つ子、持たせる親が、共通の認識を持ってもらいたい。そのきっかけとして活用してもらえれば」と話す。