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作家、立松和平氏が死去 「遠雷」など著書多数(2月9日 17:50)
「遠雷」などで知られる宇都宮市出身の作家、立松和平=本名・横松和夫=さんが8日午後5時半すぎ、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。62歳。先月、講演先の大阪市内で不調を訴え、都内の病院に入院、緊急手術を受けていた。葬儀は近親者のみで執り行う予定。 宇都宮高から早稲田大に進み、同大在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞を受賞。宇都宮市役所勤務などを経て、文筆活動に専念し1980年、同市近郊の農家に題材を取った「遠雷」で野間文芸新人賞を受賞した。同作は翌年、映画化されている。 1986年からテレビのニュース番組のコーナー「こころと感動の旅」に出演、独特の語り口で人気を得たが、1993年、「光の雨」の盗作問題でテレビ出演を自粛した。その後も行動派作家として国内外を広く旅し、足尾に緑を育てる運動など自然環境保護問題にも積極的に取り組んだ。 1984年からは下野新聞の新春小説選者を務め、県文学界の向上に取り組むとともに、県内各地でも講演を重ねた。 2007年に小説「道元禅師」で第35回泉鏡花文学賞を受賞するなど著書、受賞歴多数。昨年12月には全小説73作を網羅した「立松和平 全小説」が勉誠出版から刊行されている。 [写真説明]先月、宇都宮市内の書店でトークショーを行った立松氏=1月9日、宇都宮市内 福田富一知事のコメント 立松和平さんの突然の訃報を聞き驚きに耐えません。 立松さんは、本県宇都宮市出身の作家で、自然環境問題に積極的に取り組まれNPO法人「足尾に緑を育てる会」の顧問として、地域やボランティアの多くの方々と植樹活動に励んでおられました。 現在『とちぎ未来大使』として、自ら「足尾に緑を育てよう広報官」を名乗り、県政発展にご支援ご協力をいただいておりました。 まだ62歳と若く、今まさに環境の時代を迎え、これからの活躍が期待される中で、本県にとりまして大変残念であります。 心よりご冥福をお祈り致します。 関連リンク
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