新加入のボランチ・ヘニキ(5)が球際で相手選手と激しく競り合う=7日、JFL宮崎との練習試合から

 3季ぶりJ2に復帰する栃木SCは14日までに、宮崎県都城市で行われた11日間の春季キャンプを打ち上げた。横山雄次(よこやまゆうじ)監督体制も3年目を迎え、新加入選手にも戦術が浸透。レギュラーシーズンを戦うライバルなどとの練習試合も4戦全勝で終え、25日の今季開幕戦に向けてチームの仕上がりは上々だ。

 今キャンプはフィジカル面の強化、選手間コミュニケーションの充実、チーム戦術の浸透をテーマとした。例年通りサーキットトレーニングなどで体を追い込みながら、練習試合では結果よりも攻守の連係、切り替えの意識づけを重視した。

 期間中に4試合行われた練習試合は好調だった。J2の福岡、岐阜、日本フットボールリーグ(JFL)のホンダロック、宮崎とそれぞれ対戦して4連勝。計13得点に対し、失点はわずかに4。帯同した全選手のポジション適性と組み合わせの見極めも図られた。

 今季J2京都から期限付きで移籍した元日本代表FW大黒将志(おおぐろまさし)と、元スロベニア代表FWのネイツ・ペチュニクとの2トップが実現。横山監督は「長いシーズンを戦う上で当然あり得るオプション」と攻撃力強化に自信をのぞかせる。

 新加入選手も順応性の高さを見せた。横浜から期限付き移籍のDF西河翔吾(にしかわしょうご)は攻守の切り替えの速さやコーチングを意識し、早くもDFリーダーの風格。「いい雰囲気でキャンプを終えられた。監督の求める基本のサッカーは体現できた」と手応えを深めている。

 14日は宇都宮市の河内総合運動公園で練習を再開。5季連続で主将を務めることが決まったFW広瀬浩二(ひろせこうじ)は終始、軽快な動きを披露した。