来春のセンバツ甲子園につながる「第70回秋季関東地区高校野球大会」は21日午前9時から、神奈川県のサーティーフォー保土ケ谷球場で開会式を行い、25日までの5日間にわたる熱戦が幕を開ける。大会には関東7県の代表15校が出場し、国学栃木(本県1位)は同日午前10時半から同球場で市川越(埼玉2位)と、前回王者の作新(本県2位)は同日午後0時半から横須賀スタジアムで関東学園大付(群馬2位)と1回戦で対戦する。県大会の戦績などを踏まえ、両校の関東大会を展望する。

 ■国学栃木 「打ち勝つ野球」で勝負

 県大会を18年ぶりに制し、6度目の関東切符を手にした国学栃木。狙うのは18年ぶりのセンバツ甲子園出場。「試合展開を読む力はついたが、もっと走攻守の総合力を上げたい」と柄目直人(つかのめなおと)監督に慢心はない。 掲げるのは「打ち勝つ野球」だ。チーム打率は3割3分5厘。県大会首位打者の大栗拓也(おおぐりたくや)を筆頭に、1~6番まで打率3割超。3番青木寿修(あおきひさなが)は打率5割、4盗塁と俊足巧打で打線をけん引する。

 投手陣は多彩で、継投策で勝負する。右腕水沢龍太朗(みずさわりゅうたろう)が柱で、3種の変化球を持つ技巧派渡辺匠(わたなべしょう)、思い切りのいい直球で押す宮海土(みやかいと)の両左腕が控える。継投のタイミングも鍵となりそうだ。

 力のある直球が武器の主戦水沢は「投手陣が最少失点で抑え、チームに勢いを与えたい。自分は与えられたイニングを無失点で切り抜けるだけ」と静かに闘志を燃やす。

 ■作新 守備固め、逃げ切り狙う

 2年連続23度目の出場となる作新。小針崇宏(こばりたかひろ)監督は「堅い守備で最少失点で切り抜けたい」と守り勝つ野球で連覇を目指す。

 投手陣は主戦高山陽成(たかやまようせい)の復調に期待が掛かる。県大会は「気持ちで甘えがあった」と20回1/3を投げ17失点。フォームを見直し、130キロ台後半の直球と変化球のコンビネーションで勝負する。1年生右腕林勇成(はやしゆうせい)が急成長し、13回2/3で2失点と安定している。

 チーム打率は2割9分7厘とやや迫力に欠けるが勝負強い。打率5割超の2番篠田大輔(しのだだいすけ)、下位も小林龍憲(こばやしりゅうけん)、東海林輝(しょうじあきら)らが振れており、どこからでも得点できる。

 県大会は5試合全てで先制したが、「守備の乱れで追い付かれることが多かった」と反省する磯一輝(いそかずき)主将。早い回に先制点を挙げ、堅守で逃げ切りたい。