初戦で敗退し、ベンチ前に整列する作新ナイン=9日午前、甲子園

 第99回全国高校野球選手権大会第2日は9日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦4試合を行い、7年連続で13度目の出場を果たした前回覇者の作新はセンバツ8強の盛岡大付(岩手)に1-4で敗れ、史上7校目となる夏の甲子園連覇はならなかった。強力打線が相手投手に散発2安打に抑え込まれた。作新の初戦敗退は2014年の第96回大会以来、3年ぶり。

 九回2死満塁。力なく右翼に上がった飛球が、この日の作新を象徴していた。

 栃木大会で猛威を振るった作新打線が、わずか2安打に抑えられた。初戦で夏連覇の夢が破れ、「相手投手にテンポ良く投げさせてしまった。選手が打てなかったのはベンチの責任」。小針崇宏(こばりたかひろ)監督は天を仰いだ。

 最後まで、作新らしさを見せられなかった。

 初回は3番鈴木萌斗(すずきもえと)の左前打などで1死満塁をつくり、相手バッテリーのミスで先制。だが、さらなる好機に後続が三振。主将の添田真聖(そえだまさと)が「初回にもっと点を取っておくべきだった」と悔やむように、得意のたたみ掛ける攻撃を見せられなかった。

 二回以降は相手エースの140キロ台の速球、切れのあるスライダーに翻弄(ほんろう)されて9三振。フライアウトは12個を数え、9四死球でチャンスをつくっても、あと一本がなく残塁9。鋭いライナー性の打球は最後まで見られなかった。

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