投打で軸となる白鴎足利の北浦

 第69回春季関東地区高校野球大会が20日に茨城県で開幕し、各都県の予選を勝ち抜いた18校が熱戦を繰り広げる。本県代表2校はともに21日午前11時半から初戦の2回戦に臨み、4年ぶり8回目出場の白鴎足利(本県1位)は水戸市民球場で霞ケ浦(茨城2位)と、2年ぶり26回目出場の作新(本県2位)はひたちなか市民球場で明秀日立(茨城1位)と対戦する。県勢としては第57回大会の作新以来、12年ぶりの優勝を目指す。 

 白鴎足利は県大会5試合で総得点46、総失点3と投打のバランスが際立つ。エース北浦竜次(きたうらりゅうじ)を投打の柱に危なげなく勝ち進み、昨秋から続いていた作新の県大会連勝を16で止めた。

 本格派左腕の北浦は、最速145キロの直球が魅力。今季はチェンジアップも覚え、投球に幅が広がった。1回戦から準決勝まで先発し、防御率0・36と抜群の安定感を誇る。右腕・仁見颯人(ひとみはやと)は下半身が安定し、制球力と球威が増した。県大会決勝では作新を4安打完封し、勢いに乗る。

 打線は長打力があり破壊力抜群だ。県大会は全5試合で2桁安打を放ち、チーム打率は3割6分5厘。北浦は本塁打2、打率5割7分1厘と主砲としても活躍。3番益子太壱(ましこたいち)、5番秋智也(あきともや)も含めた中軸は勝負強い。6番秋葉大地(あきばだいち)もチームトップの9打点と打線に厚みが増した。

 昨秋の関東大会を制した作新は、投攻守にまとまっている。

 チーム打率は3割3分3厘。打線を引っ張るのは3番鈴木萌斗(すずきもえと)で、打率5割8分8厘、6盗塁と俊足巧打で好機を広げる。6番石戸智也(いしどともや)も8打点、4割2分1厘と当たっている。

 投手陣は背番号10の右腕篠原聖弥(しのはらせいや)が県大会で急成長。準決勝までの4試合の防御率は1・20、30回で与四球3。コースを丁寧に突く変化球と、183センチの長身から振り下ろす直球が光った。状況次第では、県大会で登板機会のなかった主戦の左腕大関秀太郎(おおぜきしゅうたろう)の登板もありそうだ。

 作新は打線のつながりが生命線となりそう。伝統の「守備と走塁」でリズムをつくりたい。