第89回選抜高校野球大会の開会式で選手宣誓をする作新の添田真聖主将=19日午前、甲子園球場(代表撮影)

 第89回選抜高校野球大会が19日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕。開会式では昨夏覇者としての誇りを胸に、作新・添田真聖(そえだまさと)主将(17)が選手宣誓の大役を務めた。

 整列した選手や観客らの視線が集まる中、添田主将はすっと小さく息を吸うと、背筋を伸ばし目線を上げた。「宣誓」。スタンドを埋める4万5千人の注目を一身に受けながら、力強くまっすぐな声が銀傘にこだました。こだわった文言は「自覚と責任」。そこには、日本一の称号を背負う者の覚悟がにじんでいた。

 大役を終えた添田主将の顔は勝負師の顔に戻っていた。「自分たちの勝負はここから。新たな挑戦者として攻めの野球をやっていきたい」。目指すは史上5校目の夏春連覇。大きな期待を背負う作新ナインの戦いが幕を開けた。