野球肘障害の予防に取り組むNPO法人「野球医療サポート栃木」は県高校野球連盟と連携し、12月から来年2月にかけて計5回、県内11地区の小中高生約2700人を対象とした大規模検診を実施する。県内各地でニーズが高まる検診を効率的に行い、指導者らに地域の専門医の存在を知ってもらうのが狙い。

 サポート栃木は2013年4月、自治医大と周辺市町の医師や理学療法士らで結成し、現在は役員とスタッフ合わせて約50人が在籍する。これまでに中高生約2200人を検診してきた。

 検診は個別の依頼に全て応えるのが難しい。このため地区ごとにまとめた集団検診を企画。県高野連を通じて各地区の野球関係者と日程の調整を進めた。野球肘障害の中でも選手生命に関わるリスクの高い「離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなん(こつ(えん)」が成長期に多く見られることから、対象は主に小中学生とした。

 検診は1地区あたり約550人を予定。最初にアンケートを含めた問診を行い、肘関節のエコー検査などで障害を引き起こす危険性をチェックする。県臨床整形外科医会のメンバーも加わる。