国学栃木のトライゲッターFB竹ノ内(左)、佐野日大FW陣を引っ張るフッカー植松(右)

 第97回全国高校ラグビーフットボール栃木大会最終日は11日午後1時から、栃木市総合運動公園陸上競技場で国学栃木-佐野日大の決勝を行う。両校が決勝で対戦するのは5年連続で、国学栃木は18年連続23度目、佐野日大は初優勝を目指す。高校ラグビーの聖地“花園”への出場切符を懸けた決戦を展望する。

▼国学栃木18連覇か 序盤からリード狙う

 17連覇中で県内絶対王者の国学栃木。吉岡肇(よしおかはじめ)監督は「キックオフ直後から襲い掛かるようにしたい」と慢心はない。

 序盤に傾注するのは1月の佐野日大との県新人戦決勝などで、前半にリードを許す場面があったためだ。FWの平均体重は94・5キロと昨年より落ちるが、U17日本代表のフッカー照内寿明(てるうちとしあき)ら第1列のFW陣に期待を寄せ、スクラム、モールで圧倒したい考えだ。

 バックス陣も50メートル6・3秒のFB竹ノ内建太(たけのうちけんた)をはじめ、スピードと突破力を兼ね備えた選手がそろう。FW陣が密集でボールを支配し、素早い展開でトライに持ち込む。

▼鍵握るセットプレー 初制覇へ佐野日大

 佐野日大は“5年目の正直”に挑む。藤掛三男(ふじかけみつお)監督は「競った一昨年以上に我慢する力がついた。セットプレーとブレークダウン(ボールの争奪戦)が鍵になる」と勝機を伺う。

 チームの合言葉は「alive」(生き残る)。これまではスタミナ不足で終盤に力尽き、数的不利な状況で勝機を逃した。夏以降は体力づくりに重点を置いてきた。

 FW陣の平均体重は92・25キロと、例年よりも国学栃木との体重差が少ない。フッカー植松海翔(うえまつかいと)ら3年生FWを中心に、全員がどれだけ体を張ったプレーができるかが鍵。バックス陣では木村竜馬(きむらりょうま)、吉田幹(よしだみき)の両CTBらの縦の突破力に期待が集まる。