第96回全国高校サッカー選手権大会栃木大会は7日、真岡市鬼怒自然公園多目的芝生広場Aほかで開幕し、11月4日まで延べ5日間、熱戦を繰り広げる。全国高校総体(インターハイ)県予選で8強入りしたチームをシードに、予選を突破した16チームを加えた計24チームがしのぎを削る。決勝は11月4日午後1時から、県グリーンスタジアムで行われる。インターハイ出場の真岡に、前回覇者で全国3位の佐野日大など、各チームの実力は例年になく拮抗(きっこう)。混戦必至の今大会を展望する。

Aブロック・県王者同士、初戦で対決

 Aブロックはことしの県大会で2冠に輝いた真岡に県高校総体優勝のさくら清修など県大会優勝経験チームがそろう。

 真岡は優勝候補筆頭。けがでインターハイを欠場したDF高橋龍仁(たかはしりゅうと)とFW郡司侑弥(ぐんじゆうや)が復帰する可能性があり、大きな戦力になるだろう。夏以降に鍛えた守備と攻撃の速さで11年ぶりの選手権出場に挑む。

 その真岡と初戦の2回戦で激突するのが、さくら清修。直接対決となった県高校総体準々決勝は持ち味の堅守でさくら清修が1-0で真岡に競り勝っている。それだけに守備でリズムをつかみたい。

 佐野日大は前回大会からベンチに入っていたGK大滝昌広(おおたきまさひろ)らが中心。守備主体のスタイルを変えずに連覇を目指す。3年生主体の国学栃木、インターハイ県予選3位の小山南なども虎視眈々(こしたんたん)と頂点を狙う。

Bブロック・矢板中央、宇短大付が軸

 Bブロックは2013~15年度大会までを3連覇した矢板中央と、過去に2度、決勝で涙をのんだ宇短大付が軸になりそうだ。

 矢板中央はことしの県内タイトルをいずれも逃す中、2年ぶりの王座奪還に挑む。稲見哲行(いなみてつゆき)主将とU17日本代表・松井蓮之(まついれんじ)のダブルボランチが軸。8月の全日本ユースフットサル大会で初優勝したメンバーで背番号10のMF飯島翼(いいじまつばさ)、11人制で控えながら同大会MVPのFW大塚尋斗(おおつかひろと)の得点力に期待が掛かる。

 前回準優勝の宇短大付は個々の能力の高さを強みに初優勝を狙う。県高校総体で準優勝するなど、力は十分にある。チームの底上げを図り、栗原力翔(くりはらりきと)主将や大山玲(おおやまれい)、赤沢蓮(あかざわれん)らのMF陣を中心に悲願成就に挑む。

 3年生の多くが残り、9年ぶりの優勝を狙う白楊、インターハイ県予選準優勝の栃木、新人戦3位の小山西など県立校にも注目したい。