相楽さん(左)の指導を受け、審判を務める作新大サッカー部の藤原と小野、伊藤(右から)=同大

 7日に開幕する第96回全国高校サッカー選手権大会栃木大会で、作新大サッカー部の3人が審判を務める。ワールドカップや五輪などで副審を務めた国際審判員相楽亨(さがらとおる)さん=矢板市在住=の指導を受けて資格を取得し、同じ試合で正副審判員としてピッチに立つ。3人は「高校3年生にとって集大成の大会。責任感を持ち、周囲の声に流されずに明確な基準でジャッジしたい」と意気込んでいる。

 大会では2年小野寛之(おのひろゆき)が主審、同年藤原亮太(ふじわらりょうた)と1年伊藤心(いとうじん)が副審を務める。ベテラン審判を第4審判に配置し、4人で進行する。公正性を保つため担当する試合は当日まで公表しない。

 同大客員教授の相楽さんが昨秋、審判の育成を目的に講義を提案。当時の1年生全25人がルールなどに関する講義を計10回受講した。今春、新1年生を含めた30人中10人が筆記テストに合格して3級を取得。その後、実戦での技術ややる気が認められ、同大会の審判に任命された。

 同大は北関東大学リーグの首位に位置し、関東大学リーグ2部昇格を目指して奮闘中。3人とも100人以上いる同部でトップチームに所属する。尚志高(福島)時代には全国選手権大会にも出場した小野は「覚えることは多いが、反則の種類を知って選手としても役立った」と審判資格を取得した効果を自認する。