J1川崎との対戦に向け、練習で攻守の連係を確認する栃木ウーヴァの選手=栃木市総合運動公園陸上競技場

 サッカーの第97回天皇杯全日本選手権は21日、各地で2回戦32試合を行い、県代表の栃木ウーヴァFC(JFL)は午後7時から、川崎市の等々力陸上競技場でJ1川崎に挑む。リーグ戦の低迷を払拭(ふっしょく)する金星を挙げようと、「オールアマ」のイレブンは燃えている。

 栃木トヨタカップ決勝でJ3栃木SCを撃破した栃木ウーヴァは、4月22日の1回戦で山形県代表のFCパラフレンチ米沢(東北社会人リーグ2部)に6-1で圧勝。JFLでは前期第14節を終え2勝4分け8敗で16チーム中15位と苦戦が続くが、前節は10戦ぶりに白星を挙げた。

 JFL参戦後、天皇杯でのJチームとの対戦成績は3戦3敗と壁を破れずにいる。前回の天皇杯で準優勝した川崎はMF中村憲剛(なかむらけんご)、FW小林悠(こばやしゆう)ら日本代表経験者を擁し、今季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で8強進出を決めるなど好調を維持。リーグ戦から中3日であることから控え組中心のメンバーで臨むことも予想されるが、それでも栃木ウーヴァは圧倒的にボールを支配される可能性が高い。

 堺陽二(さかいようじ)監督は「どれだけ粘り強く戦い、少ないチャンスを生かせるか」と勝利へのポイントを強調。指揮官からキーマンに指名されたFW若林学(わかばやしまなぶ)は「負けられない重圧は相手の方が大きいはず。こちらは挑戦者らしく思い切ってぶつかりたい」と意気込みを見せている。