28日から韓国勢とのホーム4連戦に臨むバックス。GK福藤(中央)を中心とした堅守が求められる=9月30日の東北戦から

 アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックスは28日から、日光霧降アイスアリーナで韓国勢との4連戦に臨む。バックスはレギュラーリーグ28試合のうち16試合を終え、7勝9敗で勝ち点20の6位。プレーオフ(PO)に進出できる5位以内に向けて、正念場の4連戦となる。

 バックスは開幕2連敗を喫するなど9月は2勝5敗と苦戦したが、今月は5勝4敗。アリペッカ・シッキネン新監督の「パスホッケー」が浸透し、結果が出てきている。

 特に5-1で快勝した1日の東北戦は、長短のパスにサイドチェンジを繰り返して相手を翻弄(ほんろう)。相手の死角に走り込んだDF大津夕聖(おおつゆうせい)も得点を挙げるなど、ポジションにかかわらずゴールに迫った。アリペッカ・シッキネン監督も試合後は喜びをあらわにし、藤沢悌史(ふじさわよしふみ)アシスタントコーチも「100%に近い精度だった」と確かな手応えを口にした。

 後半戦も残り12試合となり、最大の課題となっているのが守備だ。特にキルプレー時の防御率は66%で27日現在、最下位。計58失点はリーグで2番目に多く、無駄な反則を減らすことと、守備力の強化が上位浮上への大きな鍵となる。

 一方、パワープレー得点率は30・23%でリーグ1位。DF河合龍一(かわいりゅういち)がチームトップの11アシストをマークするなど、DF陣の積極的な攻撃参加も目立つ。粘り強い守りでチャンスをつくり、全員が連係したパスホッケーで得点を重ねたい。

 PO進出圏外のバックスが、2位の東北には3勝1敗で勝ち越すなど、今季リーグは大混戦。