サハリン戦に向け、守備の動きを確認をするバックスの選手たち=日光霧降アイスアリーナ

 アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックスは21日午後6時半から、日光霧降アイスアリーナで「下野新聞社KIZUNAマッチデー」としてサハリン(ロシア)と対戦する。アリペッカ・シッキネン新監督の下、パスホッケーの確立を目指している新生バックス。今季初の海外チームとの対戦で、22日も含めてシーズンの行方を占う重要なホーム2連戦にもなりそうだ。

 バックスはここまで1勝3敗、勝ち点4。ホーム開幕の王子戦を連敗でスタートし、続く日本製紙とのアウェー2連戦は1勝1敗。だが、FW斎藤哲也(さいとうてつや)主将は「負けは自分たちのミスが敗因。力負けとは思わない。細かい部分を修正すれば勝ちは見えてくる」と手応えをつかむ。

 一方、今季サハリンは韓国勢2チームと対戦し、2勝2敗、勝ち点6。昨季王者ハルラに開幕カードで連勝したが、デミョンに連敗。今季はレギュラーシーズンが各チーム28試合と少なく、5位以内のプレーオフ(PO)進出に向けて激しい戦いが予想される。

 バックスとサハリンの昨季レギュラーシーズンの直接対決は3勝3敗。PO準決勝でも対戦し、バックスは1勝3敗で惜しく決勝進出を断たれた。藤沢悌史(ふじさわよしふみ)アシスタントコーチ(AC)はサハリンの攻撃力を警戒しつつも、「最低でも1勝。60分勝ちで勝ち点3を取る」と意気込む。

 体格と技術に勝る因縁の相手との対戦で、キーマンとして期待されるのが、ともに日光市出身の若手FW古橋真来(ふるはしまくる)、寺尾勇利(てらおゆうり)の2人だ。

 2年目の古橋は昨季15ゴール、20アシストとブレーク。今季はまだ1得点だが、「全く焦りはない。自分が点を取ればチームは勝ってきた。去年の悔しさをぶつけにいく」と静かに闘志を燃やす。今季、王子から移籍加入したFWの兄・裕道(ひろみち)に刺激を受けている寺尾も「1対1で負けず、貪欲にゴールも狙っていく」と気合十分だ。