ワイルドカードによるチャンピオンシップ進出を果たしたブレックス。持ち味の堅守が連覇の鍵になる=4月20日のアウェー川崎戦より

 2年目を迎えたバスケットボールB1は、7日でレギュラーシーズンの全日程が終了した。昨季年間王者に輝いた栃木ブレックスは、34勝26敗の東地区4位。12日開幕のチャンピオンシップ(CS)にワイルドカード下位(CS順位8位)で進出を果たした。シーズン序盤での監督交代というアクシデントを乗り越え、連覇へ望みをつないだブレックスの戦いを振り返る。

 ブレックスは今オフ、トーマス・ウィスマン氏に替わり、前日本代表監督の長谷川健志(はせがわけんじ)氏が監督に就任した。しかし、リーグ優勝を支えた主力の退団が相次ぐなどチーム編成の後れなどから、開幕直後から東地区最下位に低迷。開幕から約1カ月後の11月上旬、長谷川監督が体調不良で辞任し、安斎竜三(あんざいりゅうぞう)アシスタントコーチが後任に就いた。

 安斎監督は守備をベースにした戦術を志向し、チームは就任前後10試合で平均得点が5・2点増、平均失点は3・6点減としだいに復調。けがで開幕から欠場していたジェフ・ギブスも復帰し、前半戦終了時で勝率5割に到達。徐々に貯金を増やし、CS出場圏内に滑り込んだ。

 対戦成績からも今季の苦しい戦いぶりが見て取れる。昨季は1チームもなかった負け越しは、今年は東地区1位の千葉(2勝4敗)、同2位のA東京(6敗)、中地区1位の三河(1勝3敗)、西地区2位の京都(2敗)と4チームだった。