参入1年目のシーズンで厳しい戦いを強いられた栃木GB。経験と悔しさを糧に来季の飛躍を誓う=8月25日の新潟戦より

 野球独立リーグ・ルートインBCリーグは10日に全日程が終了し、今季初参戦の栃木ゴールデンブレーブス(GB)は前期7勝28敗の最下位、後期12勝4分け20敗の4位と試練を味わった。上位との差はどこにあったのか。1年目の戦いを振り返り、飛躍を目指す来季への課題を探った。

 4月8日、清原球場に武蔵を迎えた開幕戦は約7500人の観客が見守る中で見事な逆転勝利(3-2)。しかし、ルーキーチームが簡単に勝ち星を積み重ねられるほど甘くなかった。

 3勝1敗で迎えた同16日の群馬戦から6連敗し、1勝を挟んで5月4日の楽天戦から10連敗。さらに5連敗、4連敗と浮上のきっかけをつかめないまま前期を終えた。

 後期も2戦目の武蔵戦から4連勝したが、7月5日の巨人戦で連勝が止まると下降線。前期と比べ引き分けを含む僅差の試合が増え、サヨナラ勝ちを2度収めるなど粘りは発揮したものの、優勝争いに加われなかった。

 チーム別の打撃・投手成績を見ると、打率2割4分1厘、防御率5・84はいずれもリーグワースト。攻撃面で特に顕著だったのは長打力不足。栃木GBの本塁打数は八木健史(やぎたけし)(9本)をトップに計25本だったが、東地区で前後期完全優勝の群馬は約3倍の73本。外国人の大砲をそろえる上位チームと比べ、打線の厚みや迫力の差は明らかだった。

 投手陣はホーキン(4勝10敗1セーブ、防御率4・23)、中村恵吾(なかむらけいご)(5勝4敗、3・44)以外の先発が思うように試合をつくれず、抑えを務めた橋詰循(はしづめじゅん)も(1勝3敗6セーブ、6・69)と安定感を欠いた。