4位入賞し、今季のレース復帰を宣言したブリッツェンの増田=栃木市内

 自転車ロードレースのJプロツアー(JPT)第14戦「第7回タイムトライアルチャンピオンシップ」は3日、栃木市の渡良瀬遊水地内谷中湖北ブロック周回コース(5・3キロ×3周=15・9キロ)で行われ、県勢は宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之(あべたかゆき)が20分11秒で3位表彰台に上った。

 ブリッツェンは4位に増田成幸(ますだなりゆき)、6位に鈴木譲(すずきゆずる)とトップ10に3選手が入賞。那須ブラーゼン勢は吉岡直哉(よしおかなおや)の14位、ホンダ栃木勢は19位の石井祥平(いしいしょうへい)が最上位だった。

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 エースにその言葉を後押しさせる手応えがあったのだろう。甲状腺疾患「バセドー病」治療中のレースで4位に入ったブリッツェンの増田成幸は「1週間後にはツール・ド・北海道、その1カ月後にはジャパンカップもある。そこに向けてコンディションを上げていきたい」。事実上の復帰宣言だった。

 病気が判明しレースの現場から離れた5カ月間は「トレーニングを楽しめたし、レースに出場できないストレスもなかった」と言う。一方で、「落車してけがや骨折をした方が何倍も楽だと思った」とも心境を吐露。だが「こうしてまた自転車に乗れる体が戻ってきて、他の人には経験できない学びがあった」と晴れやかに語った。

 甲状腺ホルモンの数値は「まだ不安定」という中、一時復帰のはずだったレースで表彰台にあと一歩という結果を出した。「現状のベストの走りはできたが、もう少し調子を上げられた」と、その脚には確かに感じるものがあった。

 増田の復帰について、清水裕輔(しみずゆうすけ)監督は本人の意思を尊重する考えを示し「今後の厳しいレースは彼をエースに立てる。この走りなら他の選手も納得できる」とうなずいた。