キャンドルがともされた憾満ケ淵の「化け地蔵」=21日午後6時50分、日光市匠町

 日光市匠町の景勝地・憾満(かんまん)ガ淵(ふち)で21日夜、「化け地蔵ライトアップ」(日光温泉旅館協同組合主催)が始まった。多くの観光客が訪れ、新緑に包まれ始めた渓谷を彩る幻想的な光に見入った。24日まで。

 「本物の出会い 栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、初めて春に開いた。地元の板挽(いたひき)町は特別に漆塗りの本家体(やたい)を出しておはやしを披露。日光山輪王寺は同所の慈雲寺を開帳して限定御朱印を発行した。

 初日は暖かな気候となり、日没前から散策を楽しむ人でにぎわった。日光山中興の祖天海(てんかい)大僧正の弟子が寄進し、数える度に数が違うといわれる化け地蔵などがキャンドルやランプシェードで浮かび上がった。

 夫婦で訪れた宇都宮市駅前通り2丁目、会社員滝沢宏則(たきざわひろのり)さん(51)は「暖かい気候で気持ち良く散策できた」と話していた。

 ライトアップは午後5時半~8時。期間中は日光総合会館駐車場を開放し、シャトルバスを運行する。