JGAPの認証書を持ち笑顔を見せる宇都宮白楊高の生徒たち

 【宇都宮】宇都宮白楊高は10日、生徒が実習で使用している同校農場がトマト栽培で日本版農業生産工程管理基準「JGAP(ジェイギャップ)」を取得したと発表した。認証日は昨年12月26日で、有効期間は2年間。同校によると、安全性へのお墨付きともいえる認証の取得は県内の農業系高校では初めてで、「関東甲信越でも例がない」という。

 JGAPは、農業で食品の安全性などを確保することを目的に一般財団法人「日本GAP協会」(東京都千代田区)が認証する。取得するには、収穫記録や農薬、工具などの適正管理、作業者の衛生・安全管理、環境面への配慮といった100以上のチェック項目をクリアする必要がある。

 トマトは品種「CF桃太郎はるか」を使い、温室1棟約2・5アールで栽培。昨夏にJGAPの取得を検討した際、秋から栽培するトマトが時期的に最適として選定した。

 農業経営科で野菜を専攻する2、3年生17人が9月に認証に向けたチームを編成。収穫作業の工程や衛生面のルール作りを行い、徹底を図った。約3カ月と短期間で認証を受けたことについて、同校農場長の橋本智(はしもとさとし)主幹教諭(50)は「チームの生徒だけでなく、学年を超えて『オール白楊』で環境整備などに取り組んだ結果」と効果を語る。