盆栽と向き合い、作業に励む藤川さん

 【那須塩原】プロの盆栽作家が熟練の技を競う最高峰の作品展「第43回日本盆栽作風展」で、睦の盆栽園「藤川鳳政園」代表の藤川政幸(ふじかわまさゆき)さん(44)の作品「鳳凰」が最高賞の総理大臣賞に輝いた。

 エゾマツを15年手掛け、見事にわびとさびを表現。同賞獲得は県内初の快挙で、藤川さんは「(受賞は)職人としての憧れだった」と喜びを語り、「今後も精進し、また挑戦したい」とさらなる意欲を燃やしている。

 受賞作「鳳凰」は樹高93センチで、「樹齢は1200年くらい」(藤川さん)という。迫力ある張り出した根から、うねるように幹が伸び上がり、バランス良く枝が配されている。

 藤川さんは盆栽園を営んでいた父の影響で、20歳からさいたま市内で修業を始めた。30歳の時、父が病気になり実家に戻って後を継ぐと、市内の愛好者が所有していたエゾマツと出合い管理を託された。新芽を出さない年もある中、試行錯誤を続けながら15年間丹精して自分の色に染め上げた。