3年間の調査による出土品が展示されている速報展

 【壬生】町教委は14日、車塚古墳(壬生甲)の過去3年間の発掘調査による出土品を紹介する速報展を町歴史民俗資料館で始めた。19日まで。

 城址公園ホールで18日、同古墳の国指定史跡90周年記念講演会が開かれるのに合わせて開催。記念講演は、古墳研究の第一人者で近(ちか)つ飛鳥(あすか)博物館長の白石太一郎(しらいしたいちろう)氏が「みぶ車塚古墳の時代-大型円墳の出現とその歴史的背景を探る」と題して行う。

 速報展では、墳丘上に置かれていた須恵器の甕(かめ)や、石室内から出土した金銅張りの「耳環(じかん)」や「帯金具(おびかなぐ)」、祭祀の場である前庭(ぜんてい)から出た須恵器の提瓶(さげべ)や墳頂部から見つかった横瓶(よこべ)と大甕などを展示。古墳時代終末期の同古墳から出土し、話題を集めた「埴輪片(はにわへん)」も公開している。

 近年発掘調査が行われ、粘土や埴輪外面の刷毛目(はけめ)の跡が類似していると指摘されている「みぶ愛宕塚(あたごづか)古墳」の埴輪や、接合作業が完了した四条の突帯(とったい)を持つ高さ80cmの円筒埴輪も同時に紹介している。