24日から旧篠原家住宅で「百人一首の器展」を開く川島さん

 【宇都宮】千波町、ヨーロピアン・ポーセリン(西洋磁器絵付け)作家川島亮子(かわしまりょうこ)さん(74)らが短歌や絵を焼き込んだ小皿、箸置きなどを紹介する「百人一首の器展」が24日から、今泉1丁目の旧篠原家住宅で初めて開かれる。白磁と和歌の意外な組み合わせは東京などでも好評で、川島さんは「普段なじみのない人も見て楽しめる作品に仕上がった。『百人一首発祥の地』の文化を身近に感じてもらえれば」と多くの来場を呼び掛けている。

 かねて「宇都宮が発祥といわれる百人一首が、学校や市民大会など限られた機会でしか注目されないのはもったいない」と考えていた川島さん。日常生活の中で触れてもらえるようにと、ヨーロピアン・ポーセリンで培った技術を生かし、白磁に絵付けをすることを考案した。

 軽やかな筆遣いによる短歌と季節や心情を描写した優美な絵を描き、アトリエの窯で焼いた器は、ヨーロピアン・ポーセリンとはまた違った趣ある風合い。昨年、都内の工芸展などに出品したところ「(百人一首が)宇都宮発祥とは知らなかった」「ぜひ家で使いたい」などと反響が大きかったことから、市民大会後に街なかで展示会を開催することを企画した。