点字付きジグソーパズルの組み立てを披露する小見さん(左)

 【佐野】病気で28歳の時に全盲になった石塚町、無職小見喜彦(おみよしひこ)さん(44)が今月上旬、吾妻小で点字授業のボランティアを行った。母親に面倒を見てもらっていたが、2年前に母親が亡くなり、引きこもりがちになってしまったという小見さん。間もなく佐野点訳サークルこばと会(船田玲子(ふなだれいこ)会長)で点字を習い始めると、こばと会の会員や福祉関係者から温かい支援を受けた。こうした協力者への恩返しにと臨んだ。

 最初は6月に出流原小で行い今回が2回目。吾妻小5年生の総合学習「点字に触ってみよう」「点字を書いてみよう」の授業で、こばと会のメンバー9人と共に参加した。

 小見さんは、点字の付いたジグソーパズルの組み立てを披露。目が見えなくても点字と形を頼りに見事パズルを完成させた。児童23人は「すごーい」などと目を見張った。

 児童たちから「生活で工夫していることは何ですか」などの質問に、「所持品はいつも同じ所に置くようにして、なくさないようにしています」などと丁寧に答えていた。