【小山】「産後うつ」などを防ごうと、神鳥谷(ひととのや)の新小山市民病院(島田和幸(しまだかずゆき)病院長)は来春から産後ケアと助産師外来を新設する。同病院の助産師が指導などを行い、産後の女性の身体的疲労や精神的不安の解消につなげる。市も産後の支援が必要な女性の早期発見に努めており、同病院は「産後うつを解消するためにも医療資源を地域に提供していきたい」としている。

 産後うつは子育てに対する不安やストレスなどで抑うつ状態に陥る病気。約10人に1人は産後うつの疑いがあるとされており、多くは出産から生後2カ月ごろまでに発症するという。育児放棄や虐待につながる恐れもあるため、産後のサポートが求められている。産後ケアは済生会宇都宮病院などでも行われている。

 新小山市民病院は産後の女性が乳児との生活に慣れるため、病院という安心できる環境で、育児不安を解消し支援や休養などを提供する。指導は同病院に勤務する5人の助産師が中心となる。

 産後ケアは1泊2日の宿泊型と日帰り型を設け、来年4月開設予定。利用者の希望を聞きながら、沐浴(もくよく)や授乳援助などを行う。一方、助産師外来はマッサージを中心とした乳房管理を行い、同5月のオープンを目指す。