自宅の稽古場で練習に励む渡辺さん(右)と未歩さん

 【小山】各地の民話を一人芝居風に舞台で披露する「話楽(わらく)」を主宰する萱橋、渡辺紀子(わたなべのりこ)さん(58)の特別公演が21日、中央町3丁目の市生涯学習センターで開かれる。発声、話法を学び20年以上にわたり演じてきた渡辺さんは、今回初めて次女未歩(みほ)さん(27)と舞台に立つ。未歩さんは「母親との舞台を夢見てきたのでうれしい。舞台では一人一人の演目になるが、立派に努め上げたい」と本番に向け稽古に余念がない。

 渡辺さんは1985年に長女を出産したことをきっかけに絵本の読み聞かせを始め、壬生町内の劇団で本格的な発声や話法を学んだ。95年に「話楽」を立ち上げて以来、主に一人で県内を中心に公演を重ね、今年で23年目を迎えた。

 未歩さんは都内の演劇養成所で演技を学び、卒業審査でも話楽の作品を取り上げた。幼い頃から母親の舞台を見ていた未歩さんが競演を持ち掛け、特別公演が決まった。未歩さんは「母が得意とする演目を語るのでわくわくしている」と笑顔を見せる。

 脚本は紀子さんの夫で劇作家章(あきら)さん(65)が担当する。