日光市山内の東照宮周辺で行われた「百物揃千人武者行列」

 日光東照宮・秋季大祭のハイライト「百物揃(ひゃくものぞろい)千人武者行列」が17日、日光市山内の東照宮周辺で行われた。5月の春季例大祭では降雨中止となったため、今年初めての実施。鎧(よろい)姿の武者や騎馬、弓持ちなど53種の役目に扮(ふん)した市民ら約800人が豪華絢爛(けんらん)な「江戸絵巻」を披露した。

 千人行列は、1617年に徳川家康(とくがわいえやす)が静岡から日光へ改葬された際の遷座祭に始まる。春季例大祭と秋季大祭に実施し、秋は規模をやや縮小して行っている。

 雨は朝までにやみ、行列が始まった午前11時ごろは時折、青空が顔をのぞかせた。進路沿いの五重塔前や表参道が国内外の見物客で埋め尽くされた中、行列は家康のみこしを守るように厳かに歩みを進め、約1キロ先の御旅所を目指した。

 御旅所では神事が行われ、日光二荒山神社の八乙女(みこ)による舞いなどが奉納された。行列に見入った松山市、主婦曽我部敬子(そかべけいこ)さん(83)は「きらびやかで美しく、伝統を感じます。準備するのが大変でしょうね」と話していた。