初公開される「論語義疏」の表紙(足利学校提供)

 【足利】史跡足利学校が所蔵する国指定重要文化財や市指定重要文化財の書籍展示会「論語への誘(いざな)い」が21日、昌平町の同学校で始まる。室町時代に書き写された論語の注釈書「論語義疏(ぎそ)」など国指定重文5種を初公開する。12月3日まで。

 同学校では、国宝4種77冊、国重文8種98冊の書籍を所蔵。昨年10月には国宝書籍の展示会を初開催した。今回は重文に焦点を当て、同学校への関心を高めてもらうことを目的に開催する。

 期間中の展示品は延べ計23点。国重文「論語義疏」は論語の解説書で、原本は失われたが、展示会では現存する最古の写本を公開する。

 国重文では、周時代の占い書「周易」の写しや周易の注釈書「周易傳(でん)」など4種の書籍も展示する。「論語義疏」以外の国重文の公開は10月29日までで、同30日からは展示品を市の重文の書籍に入れ替える。