野球場最後の試合を終え、「宮原の土」をかき集める子どもたち

 【宇都宮】老朽化に伴い改築される宮原運動公園野球場でこのほど、「最後の試合」が行われた。水はけの良い赤土のグラウンドを特徴とし、選手たちに親しまれてきた球場は55年の歴史にいったん幕を閉じた。市は運動公園全体を再整備する考えで現在、基本設計に取り組んでいる。新たな球場に赤土は使われず、スタンドは内野席のみとして照明灯は設置しない方向だという。

 球場最後の試合は日本ハム旗第19回関東学童軟式野球新人大会県予選の一部で、今月1日に行われた。3回戦、4回戦を戦った子どもたちは試合後、球史を刻んだ「宮原の土」を記念に袋詰めし、思い出とともに持ち帰った。

 市施設の宮原運動公園は、1961年に球場が完成。その後、テニスコートや弓道場などが順次整備され、70年にはナイター設備もできた。

 しかし施設の老朽化が進み、2011年3月の東日本大震災では外野席が壊れ、立ち入り禁止に。照明灯は撤去するなどして使用を続けてきた。

 解体工事は年内に始まる予定。