質問に答える梶田所長

 【宇都宮】日本物理学会秋季大会市民科学講演会が18日、本町の県総合文化センターメインホールで開かれた。テーマは「宇宙と素粒子でひもとく世界」で、ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章(かじたたかあき)東京大宇宙線研究所長と世界の第一線で活躍する村山斉(むらやまひとし)東京大カブリ数物連携宇宙研究機構長が講演、高校生ら約1千人が最新の研究の一端に触れた。

 梶田所長は「宇宙と素粒子の謎への挑戦~“スーパーカミオカンデ”と“かぐら”」と題して講演。「ニュートリノとは何か」から説明し、重力波望遠鏡「かぐら」を使った観測で、ブラックホールの成り立ちなどを調べ宇宙の謎に挑む研究について語った。

 村山機構長は「宇宙の誕生、進化と未来を探る新しい目~ニュートリノ、重力波、加速器」と題し動画などを使いながら講演。宇宙の95%を占める暗黒物質や暗黒エネルギーの正体に迫る研究について解説した。