イベント開催中に宇都宮城址(じょうし)公園で発生した爆発事件を受け宇都宮市は4日、「イベント開催における危機対策の手引き」を作成したと発表した。人命を脅かすような事件・事故に対する危機対策マニュアルで「負傷者の救護」「避難誘導」など危機発生時の具体的対策を盛り込んだ。今後イベントの主催団体・実行委員会等に周知し、危機の抑制と警備態勢の強化を図る。

 手引は市が事件後、庁内組織の危機管理対策連絡会議を開き、警察や消防などの専門的視点も取り入れて緊急に作成した。市が危機対策の手引を作るのは初めて。

 手引はイベント当日は「来場者に不審者・不審物への注意喚起を行う」「危機発生時には来場者の安全確保を最優先する」などとした。

 さらに不審者および不審物への対応、負傷者の救護、避難誘導、イベント継続の判断に関し具体的な対策を提示。「不審物を発見したら触れたり動かしたりせず、ただちに警察へ通報し、付近への立ち入りを規制する」「拡声器等を使用して危機の発生を知らせ、迅速かつ確実な避難を呼び掛ける」などを盛り込んだ。