【宇都宮】本年度の市内公立小中学生の1カ月の平均読書量が、小学生が24・2冊、中学生7・1冊と過去最多になったことが、市教委の「学校図書館に関する調査」で分かった。これまで最多だった昨年度に比べ、さらに小学生が4・1冊、中学生で0・9冊増えた。
調査は昨年11月、市内の全小中学校で各学年から1学級を抽出し、アンケートを実施。雑誌や漫画を除いた1カ月間に家や学校などで読書や学習で使った本の冊数を調べた。
全国平均と比較し、市内の小学生は2・8倍、中学生が1・9倍の本を読んだり利用したりしていることになる。小中学生向けに読書活動の施策を展開しようと初めて市教委が調査した2003年度から6年間で、小学生が4・7倍、中学生が3・2倍の読書量に増えた。03年度当時は、小中学生とも全国平均を下回っていたという。
市教委は過去最多を記録した要因に、本年度全校で図書館に冷房が設置されたことと、全校配置している司書の研修会の充実を挙げる。研修会は4月からモデル実施される小中一貫教育を先取りし、各地域学校園内で司書の情報交換を始めた。
市教委は「毎年取り組みを積み重ねた成果。目標数値には到達しているので、今後は質の向上に努めたい」としている。