【益子】小山市出身の版画家小口一郎(1914〜79年)の没後30年記念展が来年1月1日から、益子焼窯元共販センターのアートスペース「キョーハンシックスギャラリー」で開かれる。作陶、窯焼き、段々畑など益子の風景を描いた未発表作品を含め約80点を展示する。
同記念展は、作品普及を目指す小口一郎研究会が中心になり、ゆかりの市町に実行委員会を組織して開催。小口一郎の命日である3月30日からの小山展を皮切りに結城、岩舟と巡回し、計約1700人が入場、益子展が締めくくりとなる。
今回出品する作品のうち、益子関係は約20点。陶芸作家の作業風景、焼き物を縄で結わえる荷造り、登り窯など益子焼関係を中心に、段々畑やタバコ畑など往時の風景を描いた作品も展示する。20点中、半数以上が未発表作品という。
同実行委によると、小口一郎は生前、益子での個展開催に意欲を見せていたが果たせぬままに他界した。事務局の篠崎清次さんは「益子での開催は小口さんの遺志。働く姿を描いた労働賛歌ともいえる作品を多くの人に見てほしい」と話している。
1月25日までの午前10時から午後5時。水曜定休。問い合わせは同ギャラリー電話0285・72・4444。