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地域
準絶滅危惧「ウマノオバチ」 渡良瀬遊水地で確認(2009年5月21日 05:00)
【藤岡】今月上旬に行われた「渡良瀬遊水池自然観察会」で、参加者らが県のレッドデータブックで準絶滅危惧(Cランク)に指定されているハチ「ウマノオバチ」が見つかった。同遊水地での確認は初めてではないかという。(増田稔) 自然観察会は植物、昆虫、野鳥のグループに分かれて行った。「ウマノオバチ」を見つけたのは野鳥グループの参加者。約三十人で鳥を探している時に偶然見つけた。 「ウマノオバチ」は体長二センチほどで、雌は体長の七−八倍もの長い産卵管を持つ。ハチの研究を続けている元宇都宮大名誉教授中村和夫さんによると「クリなど大木の中にいるカミキリムシの幼虫に産卵、寄生するハチ。自然のいいところでないと生息しない」という。 「渡良瀬遊水地の昆虫図鑑」監修者の大川秀雄さんは「遊水地の自然を約二十年観察しているが、ウマノオバチは見たことがない」としており、同遊水地では初の確認とみられる。観察会当日は昆虫グループの講師を務めており、知らせを聞いてハチがいた場所に行き周囲を探したが見つからなかったと残念がった。 同観察会は、わたらせ未来基金、日本野鳥の会県支部など四団体共催で行われた。関係者は「渡良瀬遊水地の自然が豊かだという証拠。ハチが繁殖できるよう願っている」とし、中村さんも「今年は宇都宮市、さくら市、芳賀町などでも確認されている。特異な形のハチなので、捕ったりせず静かに見守ってほしい」と話している。 関連リンク
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