脱走した雌牛をおびき出すために森林へ連れてきた牛=14日午後、大田原市湯津上

 大田原市湯津上の市大野(おおや)放牧場で11日に牛1頭が逃げ出し、3日たった14日現在も見つかっていない。牧場付近の森林に逃げ込んだとみられ、市などは15日も捜索を行う。市教委は周辺の小中学校に注意を促した。

 脱走したのは2歳の黒毛和牛の雌牛で、体重は推定400~500キロ。繁殖牛で妊娠中という。

 11日朝、放牧場利用組合の酪農家6軒から運ばれた和牛約30頭を放牧していたところ、3頭が有刺鉄線を破って脱走した。環境の変化で興奮状態になったとみられる。現場にいた組合員らが午前中に2頭を捕獲したが、1頭が行方不明になった。

 その後、地域住民の目撃情報で牛が牧場から東に1キロほど離れた森林に逃げ込んだことが分かった。何度か目撃されているが人が近づくと逃げてしまうという。14日も、おびき出そうと他の牛を森林の入り口付近に置いたり囲い込み用のロープを張ったりしているが捕獲は難航している。